8/9 切干にんじんとフレンチ
なんでも干して保存します。
たとえ相手がにんじんでも。
学生とか社会人で外食が続いていて、ふと食べたくなる家庭の味の代表ってなんでしょうね。
肉じゃがとか王道なんかな?
ワタクシはいつの日からか切干し大根だったような気がシマス。
おだしで煮て、味しみてるやつに油揚げが入ってて、そこにちょっと一味唐辛子とかかけて食べちゃう。
けど切干し大根を買って自分で料理する若い人って少ないかもね。
野菜をとるのはサラダとかが多いだろうし。
ワタクシも当初は自分では作らず、実家や何かの機会に出されたものを食べて、しみじみうまいなあと思っていた。けれどあんまり自分で買うという認識はなく、水で戻してまた煮るのとか面倒なんだろうなあとか言ってた気がするっす。
ただあるとき、奈良の農家さんが自分の畑の大根で作った、すんごい太い切干大根(割り干しとも言うらしい)をお土産でもらって、自分で戻して煮物にしてみて衝撃を受けた。
こりこりの歯ごたえで、むちゃくちゃうまい。。。
スーパーで売ってるほっそいへにょへにょの切干大根と全然違うんす。
調べてみると普通の大根よりも、太陽にあてて干すことで栄養が増して、保存性も上がる。良いことづくめでした。
そして、
要は大根を切って太陽に当てりゃいーんだろーが!!農家さんにやってもらわんでも、自分でできるわいな!
ということでそれ以降、鍋をやって余った大根などは、割り箸くらいのちょっと太めに切って、外で干して、自家製切干を作る生活になりました。
しかも会社の寮でやってましたからね、それ。
こんな青いかごで窓の外に出してたんで、あるとき寮の管理人に呼ばれまして。
「あなたの部屋で、鳥を飼ってるんじゃないかという苦情がありました」
とのこと。
必死に否定すると、かごの中身を教えなさいと詰問され、
「えっと、大根です。。。」
と言った時の恥ずかしさ。今でも忘れません。
そして今では大根に限らず何でも干しますわい。
にんじんだって同じく。
水で戻してきんぴらにしたり、味噌汁の具にしたり(戻すときにダシも出るんで一石二鳥!)、色々と使えますわ。
手前はまいたけも干してます。向こう側はトウミョウを再生しているところ。
そんな切って干す生活とは似つかわしくないんですが、今宵はでぃなーに誘われたので行ってまいりました。
すごくコスパの良いフレンチのコースとのこと。
完全に普段は和食派なんですが、たまにはアーバンライフも思い出すかということで。
前菜盛り合わせ。
お魚たち
お肉たち
デザートたち
盛り付けも綺麗で美味しかったですが、とても食べ切れません。。。
このほかにスープもありました。お肉の手前でもうかなり限界になってました。
歳かな。。。
4人でビール1杯ずつ、ワインボトル2本で一人6,000円ずつは安いですね。
たまにはこういうのもありかな。メリハリですな。
けど、自分で作っためんつゆに、例の干したマイタケでうまみを足して食べたそうめんに、ほっとしてしまうワタクシでしたとさ。
ピース、ピース。