8/3 1杯50円以下の自家製醤油ラーメンのために、肉屋と戦う?!
毎日食べても罪悪感の無い、体に良いラーメンは可能でしょーか??
ラーメン、非常に好きですねえ。
今は関西にいるんですが、出身地が北の方なもんで、しっかりした味付けの、体を温めるラーメンが好きですわ。
関西に来て驚いたのは、ラーメンに限らずだけど甘みが強い食事が多いこと。みりん、よく使いますよね。
以前青森に行ってシャープな醤油味の立ったラーメンを食べて、これこれ!と感動し、その後関西に戻ってきた日にふらっと行った飲み屋の煮物がベタベタに甘くてびっくりしたもんです。
これはその店が特別なんじゃなくて、単に舌が東北仕様になってたからだと思うんだけど、とにかく甘い。
そして九州に行くともっと甘い。醤油自体が甘い。
けどその方があっちの香り高い芋焼酎と合うんですね。
という持論を博多の立ち飲み屋で店主さんに話していたら、
「そうは言っても、福岡は日本酒の蔵が沢山ある酒処やけんなあ」
と反論された。
そこから醤油議論が盛り上がり、全国の醤油をカウンターに並べて、他のお客さんも含めて味見大会になった記憶が。。。笑
面白いですねえ、食文化は。
博多の百々という立ち飲み屋さん、ママさんが優しくて居心地良いです。是非。
https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400103/40021564/
ラーメンを1から自作するのは大変??
さて、うどんや蕎麦、パスタは家で色々とダシやソースを作って食べているという人は多いと思うけど、ラーメンとなるとせいぜい液体スープを買ってきて、というパターンが多いのではないでしょ~か。
ワタクシもそうでしたが、そらそれこそ博多のとんこつラーメンや横浜家系ラーメン(両方ダイスキ☆)を家で作ろうとなると、豚骨をかなづちで叩き割ったり、寸胴で10時間以上煮込むなどは、想像しただけで瞬間的に外食を選んでしまうことになりますが、あっさり醤油ラーメンくらいだったら時間もかからず簡単に出来るもんです。
会社員時代に、火力もクソもないIHコンロしかない会社の独身寮で作り始めたものなので、普通の台所だったらどこでも作れますわ。
外のラーメンのようなズキューンとしたがっつり感はないものの、しみじみうまいです。
まずは鶏肉を置いているお肉屋さんで、
「鶏のがらをいただけますか?」
と、丁重に、だが自信に満ちた迷いの無い表情ではっきりと注文します。
ここでなめられては全てが台無しです。何も買えず、帰りに天下一品に寄るハメになります。
聞いた瞬間に店頭販売担当のお兄さん(入店5年目くらい)は、
「きた!ただものではないやつがきた!」
と後ずさりし、「店長~!店長~!!」と奥へ駆け込んでいくでしょう。
そう、鶏がらは店頭のショーケースにはまず置いていないのです。
ショーケースにはg100~500円くらいのいわゆる目に見えて食べられるお肉しかありません。店頭にないものを注文する客なんて、そりゃ入店5年目では対応できません。
身支度を整えた店長が奥から出てきた際も、びびることはありません。よく見てください、店長の唇が細かく震えていることが分かるでしょう。
低く、ゆっくりとした口調で「鶏がらを下さい」と繰り返すだけです。
するとむこうはこう聞いてくるでしょう。
「何kg?」
キロ??
肉をキロで買うなんて食べ盛りが集まる大学の新歓バーベキュー前夜だけではないのか?
こちとらただラーメンを家でひっそりとすすりたいだけなのに。。。
そう思ってはいけません。
がらは骨なので、重さがあって当たり前。
まあ何事もなかったかのように、2kgぐらいを注文しましょう。
ここまで来ればもう8割は来ています。
はやる気持ちをおさえ、先ほどATMで鶏がら用に大枚をおろしてきたお財布を出しておきましょう。
恐らく店長はこちらの様子を伺いながらも、奥の冷凍庫から凍った鶏がらを包んでくれていると思います。店長の手も震えています。
勝利はすぐそこです。
ショーケースの上にどさっと置かれた3羽ぶんの鶏がら入りのビニール袋。
恐らくここが最後の難関です。店長から思わぬ言葉が飛び出すでしょう。
「120円です」
「はうあっ!!!!」
貴方は思わずこんな声を出してしまうかもしれません。
鶏が3羽もごろんと入ったこんなどでかい買い物で、120円。。。
(これは何かの間違いか?1,200円?12,000円?
120円ぴったり渡して、後から0をひとつ間違えた~と言われた時、
「まさかあいつ本当に120円でいけると思ってたのか、だっさー」
と帰った後、冷凍庫の前で店長がタバコをふかしながら入店5年目の彼と笑うかもしれない。そんなのは嫌だ!)
しかしこれらは杞憂です。あなたはただ120円を渡して静かに店を後にすれば良いでしょう。
これで長かったタタカイはあなたの勝利で幕をとじました。
注:実際はこんなことはありません。普通に買えます。何回も買ってるとそのうち、お客さんラーメン屋やってんの?と聞かれたりするくらいです。
鶏がらスープでラーメン作る
そうして手に入れた鶏がら。1羽分でラーメンだと4人前はとれます。
ちょっとグロテスクだけど慣れですねこれは。
少し解凍して出来れば血などを洗い、鍋にぶち込んで水を張ります。
ワタシはここに昆布も入れます。あとは生姜をすりおろしておくと風味が良いです。お酒があればそれも少し。なくても全然良いです。
沸騰したらアクをとって、弱火で1~2時間じっくり煮込みます。
(圧力鍋があればもっと早くできますが、普通の鍋でじゅうぶん)
安倍内閣改造の間に、綺麗な鶏がらスープが完成しました。部屋中に良いにおいが漂っていることでしょう。
早速ラーメンにします~。
別の小鍋に鶏がらスープとかつおぶし(今回は煮干しもいれました)を入れて沸かす。鶏がらだけでも美味しいけど、いわゆるダブルスープっていうんですかね?お肉のだしと魚のだしが合わさるとより美味しく感じます。
この間に中華麺も別鍋で茹でる(ワタシは固めが好き)
ラーメンどんぶりに好きな醤油とにんにくオイル(余ったにんにくをサラダ油につけておくだけ。これ便利)を入れる。
ざるなどでかつおぶしをこしながらどんぶりにスープをそそいで、麺を入れて完成!!ねぎをそえます。
今回チャーシューがなかったので、冷凍庫に眠っていた鶏のからあげを添えました。
うまいのう~。超大盛りをぺろっと食べましたわ。
スープを飲んでも罪悪感ゼロ。もたれるなんて有り得ません。
じんわり自然なうまみと鶏のパワーを感じますわ。
1羽40円の鶏がら。スープ1杯10円ですわ。麺も含めてもろもろ入れてもまあせいぜい5~60円でしょう。
外で食べたら大盛り1,000円近くするところありますからね~。
ってそういうのも好きでよく食べますけどね。
要は使い分け。自分でも作れるという選択肢があるほうが豊かではないですか?
まだまだここからこだわろうと思えばなんぼでもできますが、これでじゅうぶん。一度飲んで帰ってきて、夜23時からこれしたことありますわ。
鶏がらは冷凍してあったし、もらいものの圧力鍋で作ってるから20分もあればスープはできちゃう。らくちんでした。
いつか、早稲田のメルシーに匹敵するくらいの醤油ラーメンにしたいもんです。煮干しをもっときかせないとだめかな。
メルシー知ってる人いますかね。喫茶店なのにラーメン出してるんです。タモリも今でも通うくらいのお店です。
ワタシ毎日のように食べてました。
破格のラーメン1杯400円!早稲田で人気の老舗「メルシー」のどこか懐かしいラーメン&チャーハンとドライカレーにオムライス - 己【おれ】
夜ご飯
さて、夕食は軽め?に。
冷蔵庫にねむっていたオクラを10秒茹でて
へたを切り、そのまま熱いうちにコップに入れてめんつゆを少しだけ注ぎます。
1時間もすればその断面からオクラがつゆを吸うので、全体にいきわたるわけです。いわゆるつゆびたし。全体をつゆにつけてしまうと黒くなっちゃうのでね。
こりっとして大変うまいです。
なめこの梅肉ポン酢和え。
梅肉はみりんを少し加えます。
梅は去年、マンションのベランダで干して漬けたものがまだまだ残っておる。
梅雨の合間に晴れた日に干す必要があるので、友達からの誘いを
「ごめん、今日梅を干すから」
とキャンセルしたのは実に思い出深いです。
この肉たちはなんでしょう。
そう、恐ろしいことにスープをとったあとの鶏がらからむしりとった鶏肉たちです。ささみと言えなくもない。結構量がありました。
繰り返しますがこれで1羽40円です。
これをとうみょうと炒めます。にんにくオイルでじゃじゃっとお酒と醤油味。
おいし~。
冷凍していた岡山のコエビちゃんを解凍して、そらまめを入れて、
卵と小麦粉と水で混ぜてーの
揚げる
そらまめとえびのかきあげ
1つ残して明日のお昼はかきあげ天丼ですね。
やっぱりビールはサッポロ。
ピース、ピース。