7/31 あらよっとうどんを打つMonday
私にとってうどんとは？
うどんが好きです。
麺類ならなんでも好きなのだが、数年前に東京から大阪に転勤を言い渡された時、会社員人生が動くなかなか大事な瞬間であろうその時に、まず頭に浮かんだことは
「大阪から香川県は近い」
ということだったというのは自分の人格の浅さを露呈しそうで、これまで誰にも話しておりませぬ。
それから良く友人を誘っては車で明石海峡を超え、香川で何軒も食べ歩いたっけ。
大阪も美味しいうどん屋が多いです。
腰が弱いけどがつんとしたダシで食べさせる関西うどんもあるし、讃岐うどんもあります。
その中でもここ、大阪のちょっと南側にある桂ちゃんの「たぬき(釜あげうどん)」はとても美味しくて、会社の寮から1時間かけて通ってました～。
あと最近はここ、ディープな西成区にある一紀。釜揚げもざるもどちらも美味しい。実は桂ちゃんと系列というか修行先が同じ。
絶品釜揚げうどんと人気のカレーの両方を楽しめるお得なセット！ 西成区 「釜揚げうどん 一紀」 | Mのランチ
ただ、麺売り切れが多い。一度は昼の12時過ぎに行って売り切れていたことがあって、遠方からはるばる行ったその思いをどこにぶつけていいのか分からず、しばらく店の前で元カノのことを考えたりした(意味不明)。
冬の寒い日にあつあつの釜あげうどんを注文し、天かす、ねぎ、生姜、七味、ごまを少しずつ塩梅しながらずるずる麺をすするのは至福の時間と言っていいし、その時間は昔の恋人との逢引の切ない思い出も遠くに消えているだろう。
人は結局食欲が満たされ始めたその瞬間に、過去の嫌なことは考えられないのだ(池波正太郎風)。
ただ、とーきょーは午前3時、今の大阪は連日34℃。
そんな時分にお店までひーひー行って出かけて、あつあつ釜あげうどんってのも似合わねえってもんです。
そこで「ひと知恵」。
うどんをささっと打ってしまいましょう。
慣れたら20分もあれば完成します。
時間かけなくていいんです。足で踏んだり寝かしたりしなくて。
お店じゃないんだから、そこまでの熟成とか腰は要りません。
あっても微妙な違いしかないし、下手したら手打ちうどん店でも打ってからかなり時間のたった麺とか、茹で置きを出してくるお店もあるので、こっちの方が全然うまい～。麺がつるつるで愛おしくなります。
一度一人で家で飲んでいて、夜中にうどんを食べたくなったけど乾麺も冷凍うどんも無かったので、敬愛する料理研究家の著書を思い出して打ってみたのです。あっという間に出来ましたよ。
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【うどん】※これで1人前強かな
・小麦粉(薄力粉に強力粉を混ぜると丁度良い) 100gに対して水50ccと塩を少し加えてボールで混ぜる
・まとまってきたらよくこねる
・丸くまとめたら打ち粉(くっつかないように小麦粉をかける)をして、まないたの上で延ばす。
(100均に麺棒も打ってるし、無かったら空き瓶などで。今回ワインの瓶でやりました。)
・びろーんと延びたらまた打ち粉をしてたたんで切って、5～6分お湯で茹でる。茹でると太くなるんで、思ってるより細めに切った方が吉。
・ざるにあけて水でよく洗って出来上がり。
【めんつゆ】※冷蔵庫でストックしておくと良い。1週間弱はもつ。
・醤油1、みりん1、水4を鍋に入れ、昆布1かけと鰹節たっぷりを入れて火にかける。
・沸騰したら弱火にして10分ほどふつふつ煮出す。
・キッチンペーパーなどで漉して出来上がり。
水の量を減らして濃縮つゆにしておいて、使うときに水で薄めるのもあり。そのほうが保存がききます。
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夏の暑い日の晩酌の〆に、ちょっとうどんでも打ってみようかってこりゃ粋です。めんつゆがなかったら醤油だけでも生醤油うどんでまた旨い。
冷凍うどんは冷凍庫の場所をとるしお値段もちょろっと高い。乾麺はそんなに美味しいのが無い。茹でうどんは味がだめ(カレーうどんのときはなぜか茹でめんが旨い)。
そんな時、棚に眠っている小麦粉からさっと作るうどんは旨いし何より安い！
1人前20円くらいでないかい？
ピース、ピース。
